流れる時間が好きになる

先日事務所の家具のレイアウトを変えてみました。

…とは言っても、ソファを移動させてみただけなんですけど。

 

しかしこれがとても功を奏して、とてもいい雰囲気になりました。

 

これまではあくまでも事務所だし、書類や図面、カタログなんかがごった返すし

事務所のインテリアにはそこまで気を使っていなかったのですが

やはり一日の大半を過ごす空間なので

少しでも自分の好みに変えてやろうと思い立ちまして。

 

これまでは休憩をとっても、どうしても自分のデスクに居座っていましたが

今回のソファの大移動(狭い事務所だけど)で、また新たな居場所ができて

とても心地よく過ごしています。

 

朝は始業前に自分で挽いた珈琲をソファに座って飲みながら

手帳を見返してスケジュールの確認をしたり。

 

またある朝は、ただただ珈琲を味わうだけ。

それだけ。

 

お昼もソファへ移動して妻の拵えてくれたお弁当を

いつも違う景色を見ながらリフレッシュしています。

 

同じ空間でも家具のレイアウトを変えるだけで

発見があり、楽しみがあり、まるで別の時間がそこに流れる。

 

空間の質が変わるだけで、普段は感じることのない時間の「流れ」を

明らかに体感できるようになる。

 

これまで感じなかった陽の差しかたを感じるだけで

心がとても豊かな気持ちになります。

 

「あそこに植物を置いてみようかな」とか

「あそこで本を読みたいな」とか。

 

自然の力を最大限に享受できる、そんな空間が実は

とても一番幸せな居場所であり、住まいなんだと思います。

MINUS DESIGN BLOG

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