収納は「量」ではなく「位置」が大事

収納と聞くと、多くの人がまず「広さ」「量」を増やそうと考えます。
けれど、実際の暮らしで効いてくるのは“どこに置くか”という位置の設計です。 例えば、どれだけ大きな収納をつくっても
・使う場所から遠い
・動線が途中で途切れる
・戻すまでの動きが多い
こんな状態では、片付けの手間は増えるばかり。 収納は、根性や性格ではなく「構造」で決まります。
戻しやすい仕組みになっていないと、人は自然と元の場所に戻さなくなります。 対して、“必要なものが必要なところにある”家は強いです。 ・玄関付近のアウターやバッグ置き場
・キッチン横のゴミ仮置きスペース
・ダイニング近くの家事セット収納
・洗面横にタオルと日用品の定位置 暮らしの流れの中に収納があると、動きが止まりません。
朝の支度、帰宅後の片付け、家事の流れ。
すべてが自然に整っていきます。 家を建てるとき、収納の量を増やすのは簡単。
でも、暮らしのストレスを減らすのは「位置」の方なんです。 家族の動線を読み取り、
どこで何が必要になるのかを考えることで、
収納は「便利な箱」ではなく「暮らしを支える仕組み」になりますよ。

MINUS DESIGN BLOG

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