描かないこと

家づくりをしていると、当然のように図面が必要になります。
間取りや寸法、設備の位置…建物を建てるためには欠かせない情報です。 でも、図面にすべてを描き込めるわけではありません。
むしろ大切なことほど、図面には描けないのかもしれません。 たとえば、家族の声や笑い声がどう響くか。
夕方の光が差し込むときに、居間の空気がどう変わるか。
料理の匂いや、ふとしたときに感じる風の流れ。 そうしたものは線や数字には落とし込めないけれど、暮らしを豊かにする大切な要素です。 私たちが設計の打ち合わせで大事にしているのは、この「図面に描かないもの」をどれだけ想像できるか。
打ち合わせ中の間取りを見ながら 「ここに座ったら、きっと気持ちいいだろうな」とか
「ここで子どもがお菓子をつまんでるかもしれないな」とか。 そうやって未来の風景を一緒に思い描いていく作業が、設計の楽しさです。 図面はあくまで道具。
その先にある「暮らしの景色」を、ちゃんと描けるかどうかが大事だといつも考えています。 マイナスデザインでは、図面には描けない“心地よさ”を大切にしています。 そんな家づくりに共感していただける方は、ぜひ気軽にご相談ください!🖱️

MINUS DESIGN BLOG

心に残る空間づくり。
自分たちらしく暮らすために、
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そんな問いを一緒に考える、
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