もし、あなたが一番好きな椅子を家の真ん中に置くとしたら、
どんな部屋になりますか?
そこから考える家づくりは、きっと少し特別なものになります。 椅子は、ただ座るための道具ではなく、その人の時間や視線、暮らし方を映す存在です。
例えば、背もたれの角度や高さ、座り心地によって、座って過ごす時間は驚くほど変わります。
お気に入りの椅子がある人は、その椅子に合う光の入り方や、手元に置く本棚の位置、窓からの景色まで、 自然とこだわりが生まれるはずです。 家づくりというと、どうしても間取りや設備の話から入ってしまいますが、
実は「一つの家具から全体を構想する」ことも可能です。
それは決して遠回りではなく、むしろ家の個性や居心地を強くする近道だと感じています。 もしこれから家を考えるなら、まずは座ってみましょう。
その椅子から見える景色を、これからの暮らしの中心に据えてみる。
そうやって生まれた住まいは、きっと毎日の中でずっと好きでいられるはずです。
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MINUS DESIGN BLOG
心に残る空間づくり。
自分たちらしく暮らすために、
どんな住まいがあってほしいか。
そんな問いを一緒に考える、
マイナスデザインのブログです。

