梅雨。 しとしと、ぽつぽつ、ザーザー…
窓の外は雨の音。 でも実は、僕は雨がけっこう好きです。 外に出られないのは不便かもしれない。
でも、雨の日には雨の日の、
静かで、やさしくて、どこか落ち着く空気がある。 音が吸収されていく感じ。
いつもより部屋の中がやわらかく感じること。
コーヒーを飲む手の動きすら、少し丁寧になるような。 そんな“雨のある暮らし”を楽しめる住まいって、素敵じゃないですか? たとえば、 ・深い軒の下で雨音を聞ける縁側
・しっとり濡れた緑が映える窓
・濡れた傘をさっとしまえる土間のある玄関 ほんの少しの仕掛けで、雨の日の「豊かさ」は、ぐっと育つんです。 日本には四季があるからこそ、
そのどの季節にも“居場所”をつくることが、大切だと思う。 雨を楽しめる。
暑さを逃がせる。
風を通せる。
日差しを受けとめられる。 マイナスデザインは、
家の中だけでなく、「季節とともに暮らす」住まいを考えています。 それはきっと、
「どんな日も、いい日だと思えるように設計する」こと。 今日みたいな雨の日が、
少しだけ好きになるといいなと願って。