すまいは体験をつくる

たとえば——

夏の午後、

窓から差し込む光がゆらいで、

お気に入りのラグに影を落とす。

風がカーテンをふわりと持ち上げて、

その音に少しだけ、涼しさを感じる。

冷たい麦茶を片手に、

子どもたちの笑い声を聞きながら、

ふとした会話に耳を傾ける。

…そんな何気ない、でも確かに“幸せ”だと感じる瞬間。

そういう体験の連なりこそが、「住まい」そのものだと思うのです。

図面の中には表せない、

でも確実に住まいの本質になる“体験”。

単に「広い・狭い」「南向き・北向き」では測れない、

“そこでどんな時間が流れるか”という視点。

だからこそ、設計では

動線や寸法だけじゃなく、

「気持ちよさ」や「家族の関係性」みたいな、

目に見えない部分にこそ真剣に向き合いたい。

たとえば、夏の暑い日にも風が抜ける場所。

雨音を心地よく感じられる窓辺。

家族が自然と集まりたくなる、ちょっとした段差や照明の明るさ。

数字では語れない「心地よさ」を、

ちゃんと建築で表現していきたい。

住まいとは、そこで暮らす人たちの“体験の積み重ね”。

そこに、建築の本当の価値があると信じています。



気持ちのいい体験が生まれる住まいを、一緒につくりませんか?

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